猫の病気

猫のよくある病気

腎不全

猫の病気のうち、最も死亡原因となることが多いのが「腎不全」です。腎不全の症状として、「痩せてきた」「食欲が落ちている」「水を頻繁に飲む」「1回の水を飲む量が以前よりも増えた」などがあります。しかし高齢になると自然と体重が減少したり、食欲が減退したり、また水を飲む量が増えるため、なかなか飼い主様が腎不全に気づくことができないという特徴があります。
ですので、特に高齢の猫は当院で定期的な健康診断を受けられるか、毎月体重を量るなどして変化に注意するようにしましょう。

皮膚の病気

アレルギー性皮膚炎

身の回りにあるものが、すべてアレルギー性皮膚炎の原因となります。
大量の黒い耳垢が出ることと、ひどい痒みのため頭を振ったり、足で掻いたりします。
現在、背中につけるだけで治療できるタイプのものもあるため、通常から予防することも大事になってきます。
治療後も耳垢が残りやすい場合があります。

ストレスによる脱毛症

猫も人間と同じでストレスからくる脱毛症があり、頭や肩などの毛が局所的に抜けることがあります。
猫がストレスを感じてしまうと、そのストレスを発散させようとし、過剰グルーミング(痒みや違和感があるため気にして舐め続けてしまう)行います。これがストレス性の脱毛の最も多い原因です。前足や腰、背中等の一箇所を継続的に舐め続けその部分の毛がしだいに抜けていきます。
何でもない猫でも身体よく舐めてグルーミングはしますが、ストレスを感じている猫の場合のグルーミングは、異常で毛が無くなるまでやってしまいます。この過剰グルーミングは飼い主の前ではやらないことが多く、どこか飼い主からは見えないところや夜間にやってしまって、気が付いた時には毛が薄くなっていることが多いようです。

耳の病気

外耳炎・中耳炎

外耳炎は「寄生虫(耳疥癬)」「細菌」「異物」「真菌」「アレルギー」など様々なことが原因となって発病するため、耳掃除を行えば予防できるというものではありません。ですので、当院で適切な処置を受け治療させることをお勧めします。
また中耳炎は症状が進行すると鼓膜が破けたり、耳の中に水や膿が溜まった袋ができたりすることがあります。さらにそれが内耳、前庭に拡大するケースもあります。

猫は耳の中を触られることを嫌うため、外耳炎・中耳炎をきちんと治療するためには、麻酔を使用しなければいけないケースもありますが、高齢の猫の場合には麻酔を使用しても問題がないか、しっかりと検査し安全を確認してから治療を行います。

耳ダニ

主に外耳道の皮膚表面に耳ダニが寄生して発病する病気です。この耳ダニが寄生すると、耳が痒くなるため頭を大きく振ったり、足で耳をかいたりします。

耳血腫

耳たぶが何らかの原因で内出血を起こし、内部に血が溜まることで腫れを引き起こします。この耳血腫は治療が遅れると耳介の軟骨が変形し、耳の形がいびつになってしまうことがあります。
内出血により耳が腫れて重くなってしまうため、耳が垂れたり、痒みのために頭を大きく振ったり、足でかいたりします。
治療方法としましては、「血を抜く」「手術をする」「薬物治療」などがあります。

消化器系の病気

胃潰瘍

胃潰瘍になると頻繁に嘔吐するようになり、また嘔吐の回数が増加すると血が混じるようになります。
そのほか、「血便」「発熱」「腹痛」などの症状を引き起こし、さらに進行すると胃に穴が開くこともあります。

胃腸炎

胃腸炎には急性と慢性があり、急性の場合には下痢や嘔吐などの症状が表れます。特に炎症がひどい場合には、頻繁に嘔吐を繰り返すことで食欲が減退し、水を飲んだだけでも吐くようになります。
慢性の場合には下痢、嘔吐などの症状が間欠的に表れ、体重が減少したり毛づやが悪くなったりします。

巨大結腸症

結腸が異常に拡張することで排便が困難となり、慢性的な便秘を引き起こす病気です。換毛期の長毛種によくみられる病気で、結腸の神経異常や脊髄疾患以外にも、食生活の変化や環境の変化によるストレスなどが原因となって発病するケースもあります。

腸閉塞

腸閉塞とは異物や腫瘍により腸管内容物が通過障害を起こすことで、腹部の膨張、嘔吐などの症状を引き起こす病気です。
この腸閉塞は「異物の飲み込み」により起こることが多い病気ですので、「普段から猫が飲み込みそうな物を放置しない」といった対策が重要となります。