2012.11.11更新

2010年の東兵庫臨床研究会で合田先生が発表しました。
ワンちゃんが痒みを訴えて来院なさった場合は、高率に細菌感染を起こしています。抗生物質の飲み薬で治療するのですが、近頃は薬の効きにくい強い菌が出現してきています。
そのような場合は、皮膚の菌を育てて、有効な抗生物質を突き止める検査、いわゆる感受性試験を実施します。やみくもに抗生物質の変更を行うより、早く確実に治療することが可能です。
一旦、有効な薬を突き止めたら、数週間から数か月飲み続けます。かなり根気よく飲まないと治りませんので注意が必要です。
なかなか治らない皮膚病でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2012.11.03更新

心臓の周囲には心膜と呼ばれる袋があり、心膜水という少量の水で満たされています。ここに大量のお水が貯まると、心臓が圧迫されてうまく動けません。放っておくと死んでしまう危険な状態です。このことを心タンポナーデといいます。
犬では80%が血管肉腫という心臓の腫瘍からの出血といわれています。
発見したら、すぐに液体を抜かないと死んでしまいます。心臓のそばまで針を刺すのは怖いのですが、痛くないように局所麻酔をしてから超音波で心臓を見ながら実施します。先日、同じ病気のワンちゃんを拝見する機会がありましたが、心膜水を抜いて、現在は何とか小康状態です。
急にワンちゃんが動けなくなったり、息が荒くなったりしたらすぐに病院に行きましょう。
余談ですが、6歳や7歳以上になったら、お腹と心臓の超音波検査と胸のレントゲン検査を行うと、悪さをする前の腫瘍が見つかるかもしれませんので、定期的な検査をお勧めします。ご不安な方はご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2012.09.05更新

前回は救急治療が必要な熱中症について書きましたので、引き続き、救急対応が必要な病気である重積発作についても説明します。
重積発作はあまり聞きなれない言葉だと思いますが、いわゆるてんかん発作が立て続けに起こってしまい、ワンちゃんやネコちゃんが、発作から覚めれない状態のことです。
神経病のエマージェンシーな病態ですので迅速に発作を抑えないと、脳が腫れてきて死に至ります。
まずは発作を抑えるお薬を注射します。皮下注射や静脈注射、持続点滴など、複数種類のお薬や投与方法を駆使して何とか発作を抑えます。脳の腫れを抑えるお薬も必要になります。時には気管チューブを入れて呼吸管理をすることもあります。
単発の発作では動物は亡くなってしまうことはないのですが、立て続けに起こると途端に生命を脅かす疾患に変わります。
発作持ちのワンちゃんやネコちゃんの飼い主様は、発作の頻度や程度をよく観察して、悪化しているようならお薬を調整しましょう。また、初めて発作が起こったワンちゃんやネコちゃんは2回目以降の発作が非常に重要になりますので、是非ご相談ください。
また、あらかじめ最寄りの夜間救急の病院などを調べておくと良いと思います。

投稿者: みや動物病院

2012.09.03更新

皆様、暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?そんな状況にあわせて熱中症について説明します。
熱中症とは、高温環境による身体の障害で、犬では体温が41℃を超えると細胞障害を生じ始めます。
診断するためには、飼い主様からの情報が大事で、熱射病を疑わせる高温環境下、車中への置き去りなどがあれば疑います。同時に徹底した身体一般検査が重要となります。(1)意識障害(2)高体温(3)いろいろな臓器における機能障害の発生を確認することで熱射病と診断します。
検査と並行して、酸素吸入と冷却を迅速に開始します。冷水浣腸や動脈周囲の冷却を行い体温を下げます。あとは障害の出た臓器に応じて治療方法が異なります。
肺水腫を起こして呼吸が苦しければ、利尿剤を使ったり、脳が腫れて痙攣をおこしていれば抗痙攣薬や脳の腫れを取る薬を使います。また、心臓が悪くなっていれば不整脈を治す薬や強心剤を使います。胃腸障害を起こす場合もあるので、胃腸粘膜の保護剤や胃酸の分泌抑制剤を用います。
また、熱中症の回復する確率は、高体温であった時間が長いほど低くなりますので、来院するまででも、アイスノンや冷房で少しでも冷やしておげてください。
重症な動物が運ばれてきた場合は診察を一時中断して集中治療にあたる場合があります。お待ちいただく場合がございますが、何卒、ご了承くださいませ。

投稿者: みや動物病院

2012.06.08更新

ブログを開設しました。

投稿者: みや動物病院