2013.08.24更新

血小板は血液中にある小さな細胞で血液の凝固成分で、出血をした場合など止血に重要な役割を果たします。
免疫介在性溶血性貧血は、免疫機能が自身の血小板を破壊してしまう病気です。

発生の原因ははっきりとわかっていませんが、感染や遺伝的な素因も原因の一つではないかといわれています。ワンちゃん自身の免疫機能が、なんらかのきっかけで自分自身の血小板に抗体を作ってしまい、その抗体によって、自分自身の血小板を破壊してしまうことが原因となります。
この病気がよく見られる犬種として、マルチーズ、シー・ズーやプードルなどが挙げられます。

血小板が破壊されるため血液凝固異常がおこり、皮膚に紫斑(ぶつけた訳でもないのに内出血がおきている様子)や点状出血がおきたり、鼻出血や血尿、歯肉からの出血、血便などの症状が起こります。

血小板を破壊する免疫機能を抑える治療を行います。一般的には免疫抑制効果がある副腎皮質ホルモンを投与しますが、症状によってはシクロスポリンやアザチオプリン、ビンクリスチン、免疫グロブリンなどの免疫抑制剤を投与します。治療は数ヶ月かかることが多く、いったん完治した場合でも再発することがあるので注意が必要です

投稿者: みや動物病院