2012.06.30更新

ロムスチン(CCNU)により寛解が得られている播種性組織球肉腫の犬の1例について発表しました。
当時は組織球肉腫に関する情報は少なく、珍しい悪性腫瘍でした。組織球性肉腫は癌の中でも悪性度が高く、全身へ転移し,死亡する事が知られていま。有効な治療法はないとされていましたが, 日本では販売していないCCNUという抗がん剤が効くことがわかってきていたので服用していただきました。
抗がん剤は効きましたが、残念ながらお腹の中から全身に広がり亡くなってしまいました。
すべての癌に言えることですが早期発見はとても大事です。何かワンちゃんネコちゃんの体調の変化を感じましたら早めにご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2012.06.28更新

2008年に近畿地区獣医三学会で発表した特発性免疫介在性血小板減少症も怖い病気です。
前々回は免疫介在性溶血性貧血について書きました。今回も免疫介在性という名前がついていますから、自分の免疫細胞が間違って自分の血症板を壊してしまう病気です。治療方法もいろいろありますが、効果が出るまでに時間のかかる免疫抑制剤だと間に合わないこともあるので、即効性のある薬の登場が待たれていました。
ヒト免疫グロブリン(ガンマガード)はこの病気に効くことが証明されてきていたので使用したところ、短時間で治ってしまいました。
今までは手の施しようのなかった強い病気も、新しい薬により治すことが可能になった例だと思います。
この病気は症状がわかりにくいので、白目や歯茎の内出血や、お腹などの皮膚の内出血を見つけたらすぐにご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2012.06.28更新

2008年の近畿地区獣医三学会で肥満細胞腫にメシル酸イマチニブを投与した1例について発表しました。
肥満細胞腫はイヌでよくみられる悪性腫瘍で、治療が難しい腫瘍の一つです。基本的には手術で切除し、必要があれば抗がん剤を使って再発を予防します。抗がん剤の使い方や種類もたくさんあるので、ワンちゃんの状態を見て、飼い主様と話し合って治療方針を決めていきます。
普通の抗がん剤は、癌細胞を攻撃するのと同時に、正常な細胞も攻撃するので副作用が出ていました。しかし、新い分子標的薬の出現により、抗がん剤治療は変わってきています。分子標的薬は癌細胞の増殖にかかわる特定の分子を攻撃し、正常細胞は攻撃しないので、副作用が出にくいとされています。獣医で応用され始めたころに、普通の抗がん剤が効かなくなったワンちゃんに使い、劇的に効いたことを発表しました。

投稿者: みや動物病院

2012.06.27更新

本日は耳慣れない病気について書いてみます。
貧血の原因は多種多様で、正確な診断が非常に大事です。自分の免疫が自分の赤血球を壊してしまう貧血の場合は、免疫抑制治療が必要になってきます。
一般的な免疫抑制剤に反応しない場合に、ヒト免疫グロブリン製剤が動物にも応用され、よく効くことが証明されてきました。
歯茎が白く見えたり、疲れやすかったり、おしっこの色が赤茶色になったりしたら貧血のサインかもしれませんので、気を付けてあげてください。

投稿者: みや動物病院

2012.06.26更新

今回も過去の学会発表を振り返ってみます。
ワンちゃんの種類によっては肝臓が病気になりやすいことが知られています。アメリカンコッカースパニエルも肝臓に炎症を起こし、肝機能不全になってしまうことがある犬種です。若い時に起こることが多く、早期診断と進行を止める治療が大事になってきます。
アメリカンコッカースパニエルの飼い主様でご不安な方、また、ワンちゃんの些細な表情や体調の変化にお気づきの方は、早めにご相談になることをおすすめします。

投稿者: みや動物病院

2012.06.25更新

過去の学会発表を振り返ってみます。
現在は、犬と猫のてんかんにゾニサミドを使用することは当然になっています。しかし、2004年当時はまだ一般的ではなく、情報も少ない状態でした。
そこで、特発性てんかんの患者さんにゾニサミドを飲んでいただき、発作を抑制した時の血中濃度を測定しました。
いろいろなお薬を併用しても発作が治らなかったワンちゃんネコちゃんによく効いたことを覚えています。

投稿者: みや動物病院

2012.06.08更新

ブログを開設しました。

投稿者: みや動物病院