2017.08.30更新

動物の手術や治療にはバリカンはなくてはならないものです。パナソニック製やオスター製などが有名ですが、歯は滅菌できません。当院では長らくパンソニック製を採用していましたが、替刃は分解、洗浄後に組み上げて紫外線消毒していました。先日、本体は完全丸洗い可能で、替刃は滅菌の新品を使い捨てできるシステムを新たに採用しました。Medline Japan製のバリカンで人の医療で採用されており、替刃に触れずに交換ができ非常に衛生的です。

バリカン

使い捨てなので原価はご負担いただきますが、切れ味と衛生さを考えると非常にリーズナブルと考えました。今後も安心して治療を受けていただけるように工夫して参ります。

 

投稿者: みや動物病院

2017.08.26更新

ネコちゃんが呼吸困難で来院した時は病院に緊張が走ります。生命の危機に直面している場合がある為です。代表的な疾患としては、猫喘息と呼ばれる重度の気管支炎や、胸に液体の貯留する病態、あるいは心臓の異常などがあります。その様な場合あわてて検査をすると、呼吸困難とパニックを起こして死んでしまうかもしれません。まずは酸素濃度の調整できるICUに入ってもらい、状態を安定させます。その間に、症状から推察できる疾患について飼い主様に説明します。検査や治療行為が危険なことを説明し、ご理解いただいたうえで開始します。

先日は、猫同士のけんかが原因で胸に膿汁が貯留する「膿胸」の猫ちゃんが来院しました。ICUで状態を安定化させ、アメリカ製の胸腔ドレーン(胸の液体を抜くことのできる細い管)を用いて膿汁を持続的に吸引し救命することができました。正しい手順を踏めば必ずしも救命できるわけではないのですが、最善を尽くすようにしています。

ネコちゃんの呼吸困難の症状は、まず息が荒く早くなり、元気がなくなります。いよいよ苦しくなるとワンちゃんみたいに口を開けて息をする「開口呼吸」が見られます。その様な場合は緊急性のある疾患を持っている可能性があるため早期の診察をお勧めいたします。

投稿者: みや動物病院

2017.07.31更新

ワンちゃんの目から涙があふれ、目の周りの毛が茶色になってしまう状態のことを流涙症といいます。涙は涙腺で作られ、目を潤した後は鼻に排泄されます。そのため、①排泄経路の異常による流涙症と ②涙の産生量の増加による流涙症と ③目の表面に涙を維持する能力の低下による流涙症に分けられます。それらが単独あるいは複合的に作用して発生します。

美容上の問題となるだけではなく、涙が漏れてしまい本来の涙の機能が低下するとも言われています。目を拡大鏡で見たり、涙の量を調べたり、涙が鼻に排出されているか評価して診断します。痛い検査ではありませんし、10分程度で終わりますのでお気軽にご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2017.07.30更新

近頃、ワンちゃんネコちゃんの歯の治療が増えています。当院は人の歯医者様とは違い、歯科用のタービン(歯を削る道具のことです)が1セットしかありません。また、動物では全身麻酔が必要なこともあり、1日1件だけのご予約となります。その代り、タービンからスケーラー、鋼製器具に至るまで完全滅菌して処置を致します。滅菌済みスケーラーまた、超音波スケーラーで歯石を除去した後は、ポリッシャーで歯の表面を磨きあげて、次の歯石が付きにくいようにしています。歯をきれいにすると口臭も無くなり、動物も人も快適になるので、お口の衛生状態を改善する処置は非常にやりがいがあります。

口臭が気になったり、ワンちゃんやネコちゃんがお口を不快そうにしている場合はご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2017.07.30更新

動物看護士さんを募集しています。

未経験の方でも結構ですので、一緒に働きませんか?動物好きで明るく元気な方の応募をお待ちしています。メールでも結構ですが、お電話でのお問い合わせもお待ちしています。

投稿者: みや動物病院

2017.07.29更新

当院では、避妊手術を実施する際に、卵巣のみを摘出する卵巣摘出術を実施しています。その違いと優位性について説明します。

まず、多く寄せられる質問が、「子宮を残したら腫瘍になりませんか?」といった内容ですが、犬の子宮はもともと腫瘍化しにくく、その発生率は0.0029%と非常に低いため、まず心配ありません。また、犬と猫は子宮に膿がたまる子宮蓄膿症になることが多いのですが、卵巣摘出術を実施した後の追跡調査では、発生率は0%だったといわれています。以上の結果から子宮を残しても問題ないという結論になります。次は、卵巣摘出のみを実施する優位性はなんでしょうか?いくつか挙げるとすれば、①手術時間の短縮、②傷の大きさが小さい、③超音波メスを用いているのでお腹の中に糸を残さない、④子宮の切除をしないので子宮周囲のトラブルが起こらない、などでしょうか。

残した子宮が病気にならないのであれば、卵巣のみを摘出することのいくつかの優位性があるので、当院では現在のところ卵巣摘出術を実施しています。

投稿者: みや動物病院

2017.07.29更新

ワンちゃんがぐったりした状態で来院したら、応急処置をしながら検査を行います。先日、低血糖発作で来院したワンちゃんがいました。低血糖は命に関わる病態ですが、原因によって治療方法が異なるため、鑑別診断を急いで実施します。インスリノーマやアジソン病、肝不全、薬物などなど、考えられる鑑別診断リストから除外診断を行います。結果的にそのワンちゃんの低血糖はホルモンの異常によるものではなく、肝機能不全が原因でした。それ以上に原因を突き止めようとすると、肝生検や胆のうの穿刺培養検査まで実施しないと診断できません。しかし、応急処置を実施している間に少しずつ体調が回復してきましたので、診断的治療を継続したところ自力で採食できるようになり無事退院の運びとなりました。

治療を受けてても治らない場合は、何か理由があるはずです。当院では、鑑別診断リストを作成して診断に至るように工夫しています。また、緊急性のある疾患に対しては、応急処置を行いながら、迅速診断するように心がけています。セカンドオピニオンにも柔軟に対応していますので、お気軽にご相談ください。

投稿者: みや動物病院

2017.07.28更新

我々獣医の間では、多飲多尿という症状は特定の疾患を示すものですが、一般の飼い主様にはなかなか認識しにくい症状かと思います。「うちの子よく水飲んで元気なの」という感覚で「うちの子よく水飲んで病気かしら?」とはなりにくいようです。

水を大量に飲んでしまう病気に、脳から出るホルモンが不足して起こる尿崩症という病気があります。腎臓から大量の薄い尿を排泄する病気で、そのため多くの水を飲んでしまいます。頭を打ったりすると脳の中の抗利尿ホルモンを分泌する部位に障害が発生し、ホルモン不足になり発症します。この病気だけなら、抗利尿ホルモンを投与すればよいのですが、非常に珍しい病態の猫ちゃんを拝見する機会がありました。その猫ちゃんは、喉の渇きを感じる飲水中枢も障害されてしまい、尿崩症なのに水を飲まない状態になってしまって非常に重篤な脱水状態で来院しました。喉の渇きを感じす水を飲まない疾患を寡飲症といいますので、尿崩症に寡飲症を合併した症例は非常に珍しく、過去に報告がありません。

非常に苦労しましたが、食事とともに飲水させる方法で脱水を改善し、抗利尿ホルモンを投与し水分の喪失量を調整して現在は元気にしてくれています。

平成28年度 獣医学術近畿地区学会 奨励賞を受賞しました。

 

 

投稿者: みや動物病院

2017.07.28更新

猫の乳腺腫瘍は悪性が80~90%を占める怖い腫瘍です。大きくなると腫瘍のステージが進んでしまうので早めの手術がお勧めです。当院での猫の乳腺腫瘍に対するの取り組みについて説明します。

猫ちゃんの乳腺は脇の下から内股まで左右に4対ありますので、胸からお腹にかけてしこりができたら要注意です。大きさが2㎝以下だと手術後に36か月、2cm以上~3㎝未満で24か月、3cmを超えると生存期間が6か月まで短くなることがわかっていますので早めに切除しないといけません。手術も悪性腫瘍であることを想定して、難しいのですが内股と脇の下のリンパ節までとらないといけません。

正しい情報に基づいて適切な治療を早期に行う必要がある腫瘍です。

先日も悪性乳腺癌の切除術をさせていただいた猫ちゃんの病理組織検査では、リンパ節転移もなく完全切除が可能でした。

猫ちゃんのお腹にしこりができたらお早めにご相談下さい。

投稿者: みや動物病院

2014.10.29更新

当院にお勤めの合田先生が公益社団法人日本動物病院協会の内科認定医を取得なさいました。おめでとうございます。これからも患者さんを宜しくお願い致します。

投稿者: みや動物病院

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