2017.07.29更新

ワンちゃんがぐったりした状態で来院したら、応急処置をしながら検査を行います。先日、低血糖発作で来院したワンちゃんがいました。低血糖は命に関わる病態ですが、原因によって治療方法が異なるため、鑑別診断を急いで実施します。インスリノーマやアジソン病、肝不全、薬物などなど、考えられる鑑別診断リストから除外診断を行います。結果的にそのワンちゃんの低血糖はホルモンの異常によるものではなく、肝機能不全が原因でした。それ以上に原因を突き止めようとすると、肝生検や胆のうの穿刺培養検査まで実施しないと診断できません。しかし、応急処置を実施している間に少しずつ体調が回復してきましたので、診断的治療を継続したところ自力で採食できるようになり無事退院の運びとなりました。

治療を受けてても治らない場合は、何か理由があるはずです。当院では、鑑別診断リストを作成して診断に至るように工夫しています。また、緊急性のある疾患に対しては、応急処置を行いながら、迅速診断するように心がけています。セカンドオピニオンにも柔軟に対応していますので、お気軽にご相談ください。

投稿者: みや動物病院